娘ばかり他家へ嫁いでいても、男の子だけが祭祀を供養継承するのではありませんから嫁いだ娘達で合議し実家の供養を嫁ぎ先の中で実行します。決して永代供養をお寺に頼むものではありません。それは子供のない家がすることであり、この場合は立派な娘達がいるのですから。 |
紅白の袋で開眼供養料と書きます。浄土真宗の場合は建碑法要料と書きます。 |
答え1 建立者名は施主であり一人の名前であって連名は避けます。 親子や兄弟や夫婦では刻みません。 |
答え2 一基の墓石を建てるときは中央です。二基以上建てるときは、古い墓石や上座に座るべき方が上座、つまり向かって右に座ります。五輪塔・位牌墓の関係も、五輪塔が上座の向かって右に座ります。 |
答え3 お墓にお金を掛けて幸福が得られるのであれば皆様にそう薦めます。お墓に何も高級感を兼ね備えることはありません。正しいお墓であれば質素でも充分です。 |
答え4 いつでも構いませんが、早いほうがよいでしょう。昔は死亡後すぐに土葬にしており、今のように火葬骨壺だからといっていつまでも仏壇に置いておいてはなりません。仏縁の日、例えば命日とかお盆、彼岸等に準じます。 |
答え5 今のお墓を潰すわけですから、写経供養で先祖に充分なお詫びと正しいお墓に建て替えることを明言しなければなりません。家宗旨の仏塔を建てて旧の仏石は無縁塚へ合祀します。決して○○之墓として墓誌を建てないようにしましょう。 |
答え6 昨日まで祀ってきた墓石を、抜魂後に捨てたり埋めたり割ったりは出来ません。戒名(法名)の刻まれている石ですから、魂の抜けた石として無縁塚へ必ず合祀して安置します。そこへは先祖としてお参りに行ってはダメです。新しいお墓へ移って頂いていますから。 |
答え7 古い先祖から男女の順列で刻んでいきます。初代や二代を取った方は相続者としてまた独身死者の場合は非相続者として彫刻面が変わります。死亡の順番ではありませんから水子が一番前に来ることはありません。 |
答え8 仏石(竿石)は仏の文字しか刻みません。したがって、建立者名はその仏石を支えている「人石」(上台石)の向かって左の下座へ刻みます、上台石といえどもお墓の石ですから建立の上の俗名には朱色を入れておきます。 |